Twitter(ツイッター)には、管理や各作業をより効率的に行うことができる便利ツールがあります。無料で気軽に使えるツールもありますが、数多くのツールがあるためどれを選んだらよいか分からないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、目的別のおすすめツールや機能、メリットについて解説しています。分析や管理をツールで効率化し、アカウント運用に活用しましょう。
目次
Twitter管理ツールを導入するメリット
Twitter管理ツールを活用することによって、より効果的に運用を行えるようになります。まずはツール導入の3つのメリットについて解説していきましょう。
アカウント分析が効率的にできる
ツールを使うことで分析を自動的に行えるようになります。自分のツイートの閲覧数やよく見られている時間帯、フォロワーの属性や興味・関心など、様々なデータを確認することができるので、Twitter運用が効率的に進められるようになります。
フォロワーの管理を効率化できる
フォロー管理ツールを使うことでフォローやフォロワーの管理を楽に行うことができるようになります。片思いユーザー・片思われユーザーの確認や、フォロー返しなどは手動では手間のかかる作業ですが、ツールを使うことで効率的に行うことが可能です。
複数アカウントを管理できる
複数アカウント管理に対応しているツールを使うことで、ジャンルやターゲットの違うアカウントも一括で管理することが可能です。アカウントを切り替える手間や工程などを省くことができ、より効率的に運用できるようになります。
Twitter運用に役立つおすすめツール
ここからはTwitter運用に役立つおすすめツールを、機能別にご紹介します。Twitterで使えるツールにはたくさんの種類があり、パソコン専用やアプリ対応のツールなどもあります。
使える機能もツールによって様々なので、ツールごとの機能やポイントをおさえて、自分に合ったツールを検討してみてください。
総合的な管理におすすめのツール
Twitterアカウント全般を管理したい場合には多機能ツールを導入するのがおすすめです。多機能ツールにはアカウントやフォロワーの管理から分析機能、予約投稿などの運営に関するさまざまな機能が揃っています。
Twitter運用をまとめて管理できる2つの多機能ツールをご紹介します。
KAMITTER
「KAMITTER」は、Twitterのアカウント運用に役立つ機能を搭載した多機能ツールです。予約投稿機能からフォロー管理機能、高度な分析機能など、Twitter運用に必要な機能がほとんど揃っています。
「KAMITTER」でできる主な機能は次の通りです。
- 一括フォローやフォロー解除
- キーワードモニター
- 予約投稿
- アカウント複数管理
- フォロー・フォロワーリスト作成
- ツイートやフォロワーの分析
- リプライやタイムラインの一覧表示
- フォロー・フォロワー・いいね推移をグラフ表示
- Twitterユーザーのプロフィール検索
予約投稿機能では、投稿したい曜日や時間帯を設定することで投稿を事前に予約しておくことができ、予約した投稿は一覧やカレンダーで表示することも可能です。
特定のキーワードを含むツイートを抽出できるキーワードモニターや、Twitterユーザーのプロフィールを検索できる機能も搭載されており、フォローやフォロワーの管理にも役立ちます。
ツイートやフォロワーの属性を分析し、フォロワーがTwitterを利用する時間帯や効果的なツイートの内容などを測定することもでき、アカウント運用に活用できます。
基本的には無料で全ての機能を使うことができますが、有料版ではさらに上限が拡大され、高度な検索や分析機能を使うことができるようになります。
有料プランには月額330円のLITEプランと、月額5,500円のPROプランの2種類があり、上限も他の多機能ツールに比べて高く設定されているため早く効果を実感できます。
Twitterの規約に基づいて開発されたツールなので、安全面においても安心して使うことができます。プランはいつでも変更することも可能。初めて利用する人は7日間無料で有料プランの機能を使うこともできるので、一度試しに使ってみたいという場合にもおすすめです。
SocialDog
「SocialDog」も「KAMITTER」と同様、Twitter運用に必要な機能が揃っている多機能ツールです。管理や分析、フォロー、検索などの役立つ機能が搭載されています。キーワードモニターや予約投稿機能なども搭載されているため、投稿やフォロー管理といった作業の効率化にも役立ちます。
また、「SocialDog」にはアプリ版もあり、スマホからでも手軽にアカウントの管理ができるようになっています。
料金は無料で使えるプランと有料プランに分かれています。有料プランには月額980円のLite+と、月額4,980円のProプラン、月額9,800円のBusinessプランの3種類があり、それぞれ使える機能が異なります。
Lite+プランでは、予約投稿の上限が30投稿まで引き上げられ、Proプランでは予約投稿が無制限となります。Businessプランでは全ての機能が使えるようになるなど、有料プランではより高度な機能を使うことが可能です。
アカウント管理におすすめのツール「HootSuite」
アカウントやフォロワーの管理などを効率化したい場合は、管理系ツールの導入がおすすめです。管理ツールでは管理に関する作業の自動化機能や分析機能などが搭載されています。
また、ツールによってはTwitter以外のSNSアカウントを管理できるツールもあるため、複数アカウントを運用している人にもおすすめです。
「HootSuite」は、複数アカウントを管理できるツールです。Twitterだけでなく、FacebookやInstagram、Linkedlnなどのソーシャルメディア全般に対応しており、ダッシュボード画面で複数SNSアカウントを管理できるようになっています。
「HootSuite」の主な機能は次の通りです。
- 予約投稿機能
- アクセス解析機能
- チャット機能
指定した日時に自動で投稿できる予約投稿や、ユーザーの性別や年齢などの情報を分析できる機能が搭載されています。また、チャット機能では「HootSuite」の利用者同士でチャットを行いコミュニケーションをとることも可能です。
分析におすすめのツール
ツイートやフォロワーのデータを活用して運用を効率化させたい場合は、分析機能を搭載したツールを導入するのがおすすめです。ツイートのエンゲージメント率が高い時間帯や内容やフォロワーの属性などを分析することで、フォロワーの獲得も期待できます。
whotwi
「whotwi」は、TwitterIDを入力するだけでアカウントの分析が行える便利ツールです。Twitterアカウント連携をする必要もないため手軽に使用できます。
「whotwi」で分析できる項目は次の通りです。
- 相互フォローユーザー
- 両思い・片思われ・片思いユーザー
- 最も利用している時間帯
- ツイートの平均文字数や平均ツイート間隔
使用する際は、分析したいアカウントのIDを入力ボックスに入力するだけなので簡単です。アカウントの情報を詳細に分析でき、Twitter運用に役立てることができます。
Twitterアナリティクス
「Twitterアナリティクス」は、ツイートの各データを分析し、Twitter運用に役立てることができるツールです。
「Twitterアナリティクス」で分析できる項目は以下の通りです。
- ツイートの内容やインプレッション
- ツイートの閲覧数やいいね、リツイート数
- 動画の保持率や再生数、再生完了数
- 広告キャンペーンのパフォーマンス
- Twitterカードの効果
自アカウントのツイートやフォロワーに関するデータや、広告の結果といったパフォーマンスなどを分析することができます。また、ツイートにURLを貼り付けて自分のサイトに誘導できるTwitterカードの効果を測定することも可能です。Twitterカード機能を使うとより閲覧されやすい画像などを自動的に設定することもできるため、Twitterの運用に役立てることができます。
えごったー
「えごったー」は、「whotwi」と同様、IDを入力するだけで分析を行うことができるツールです。主に分析できる項目は以下の通りです。
- 片思いフォロー・フォロワー
- Twitter利用状況やツイートの内容
- 仲良しランキング
- ブロックやミュートしている・されている人数
ツイートやフォロー・フォロワー分析を中心に、Twitterのさまざまなデータを確認することができます。手軽に分析できることから、これまでに2,600万回以上も利用されているツールとなっています。
Statusbrew
「Statusbrew」は、TwitterやInstagramなど様々なSNSメディアの運用や管理を効率化できるツールです。主にキーワードとハッシュタグについて分析を行うことができます。
キーワード分析では、指定したキーワードを含む投稿数やその投稿がポジティブなのかネガティブなのかというユーザーの感情についての分析が可能です。ハッシュタグ分析では、投稿数や閲覧数、エンゲージメントについて確認できます。企業などにも多く導入されているマーケティングツールです。
フォロー作業におすすめのツール
フォローやフォロワーが多く手作業で行うのが大変な場合や、フォロー作業を効率化させたい場合は、フォロー作業系のツールを導入するのがおすすめです。ツールを使うことでフォローやフォロー解除作業を効率的に行うことができます。
ツールによってはフォローのみ、またはフォロー解除のみしか行えないものもあるため、導入の前に機能について確認するようにしましょう。
また、ツールを使って大量にフォローやフォロー解除すると、Twitterルールに違反していると見なされアカウントを凍結される可能性もあります。使い方には十分に気をつけるようにしましょう。
フォロー管理for Twitter
「フォロー管理for Twitter」は、Twitterのフォローやフォロワーの管理に特化したしています。Twitterのフォローやフォロワーを整理したい時、フォロワーの数が増えてきて手作業でフォロー返しをするのが大変になってきた時などにおすすめです。主な機能については以下の通りです。
- 一括フォロー解除
- 片思われユーザーに対しての一括フォロー
- 一括ブロック
- ツイート検索やユーザー検索からの一括フォロー
- 検索メモの表示や保存、削除
- ユーザーの並び替え
- 非公開ユーザーや1ヶ月以上ツイートのないユーザーの抽出
フォロー管理に必要な機能が利用でき、フォロワーを並び替えたり、条件を指定してユーザーを検索したりすることが可能です。フォローやフォロー解除だけでなく一括ブロックもできるため、ユーザー管理を効率化できます。
フォローチェックfor Twitter
「フォローチェックfor Twitter」は「フォロー管理for Twitter」と同様、フォローやフォロー解除など、フォロー管理ができるツールです。iPhoneとAndroid両方に対応しています。
「フォローチェックfor Twitter」でできる項目は次の通りです。
- フォロー・フォロー解除
- フォロワーやフォロワー解除したユーザーの確認
- ミュート・ブロック
- ツイート検索やユーザー検索
- 固定メンバー機能
- デザインや壁紙のカスタマイズ
- 履歴をグラフで表示
片思いや片思われユーザーを個別でフォロー・フォロー解除したり、ミュートやブロックやキーワードで検索したりなど、フォロー管理に必要な機能が揃っています。
複数アカウントにも対応しており、ユーザーの表示順やデザインも自分好みにカスタマイズして使うことができます。
リムーブリップス
「リムーブリップス」は、フォロー解除に特化したツールです。Twitterとアカウント認証させることで利用することができます。
アカウント認証が済むと片思いユーザーが表示され、一括でフォロー解除を行うことができます。フォローを解除したくないユーザーはチェックを外しておきましょう。
検索におすすめのツール
様々な条件を指定してTwitterユーザーを検索できるツールもあります。ツールを使わなくても検索自体は可能ですが、ツールを使うことでより詳細な条件からユーザーの検索を行うことができるようになります。検索機能を充実させたいという場合におすすめです。
Twitterの検索コマンドメーカー(Syncer)
「Twitterの検索コマンドメーカー(Syncer)」は、キーワードやユーザー、日付などから該当するツイートを検索できるツールです。地域や言語などの指定もできるため、海外のツイートについても検索することが可能です。
TwiGa Ten
「TwiGa Ten」は、転載画像を検索できるツールです。自分が投稿した画像が転載されているかどうかを調べることができます。
Twitterアカウントを連携させた後、アカウント名か画像URLを入力すると転載されているツイートが表示されますが、必ずしもすべての転載ツイートを調べられるわけではないようです。
抽選におすすめのツール
Twitterでキャンペーンを開催するという場合には、抽選ツールを導入するのがおすすめです。抽選ツールを使えば、応募ユーザーの収集から抽選、当選者への通知までを自動化できるため作業を効率的に行うことができます。
ツールの中には商業としての利用ができないツールもあるため気をつけましょう。
あたれら
「あたれら」は、キャンペーンの際自動的に当選ユーザーを抽出してくれるツールです。リツイートキャンペーンの際に活用することができます。
ただし、「あたれら」は商用目的の法人利用や大規模な企画などは行うことができません。また、鍵付きアカウントの利用やリツイートも使用することがはできなくなっています。個人で商用として使用する際は事前に公式サイトで確認するようにしましょう。
echoes
「echoes」は、キャンペーンに関する作業から投稿管理までをサポートするツールです。キャンペーンの収集や選定までの作業を自動化できるので、キャンペーンの際に役立てることができます。また、投稿やパフォーマンスを分析し、マーケティングの問題を改善につなげることができます。
「echoes」は月額プランとカスタムプランの2種類に分かれていて、使い方に応じて料金が決められる仕組みです。無料ツールではありませんが、Twitterプロモーションの専任担当者のサポートも受けられるため、初めてキャンペーンを実施するという人におすすめです。
その他の便利ツール
最後に、上記で紹介した以外の機能をもつツールを紹介します。
つぶやきデスク
「つぶやきデスク」は、DMの一括送信などを行うことができるツールです。設定することで10分で100通までを一斉送信でき、お知らせ情報や新着情報を送信したい場合などに活用できます。
Twitterルールでは自動的にDMを送ることは禁止されていますが、フォロー後にウェルカムメッセージを送ることは可能です。設定する場合は一度CSVをダウンロードし、必要項目を入力後にアップロードして使いましょう。
togetter
「togetter」では、お気に入りツイートのまとめを作成することができるツールです。人気ツイートをピックアップして、お気に入りにまとめることができます。
Twitter公式でもモーメント機能からツイートをまとめることができますが、「togetter」では自分のツイートだけでなく他のユーザーのツイートも一緒にまとめることができ、お気に入りに追加すればいつでも確認することが可能です。
まちツイ
「まちツイ」は、フォロワーの地域について検索できるツールです。アカウントIDを入力するだけでフォロワー数が多い都道府県や少ない地域を表示できます。
自分のアカウントに対してどの地域のフォロワーが多いかを確認することができるので便利です。
Twitter管理ツールを選ぶ時のポイント
目的に合っているか
まず、ツールを選ぶ際はツールを利用目的に合うツールであることが大切です。アカウントやツイートの管理に適したツールや、分析に適したツールなど、各ツールの機能はさまざまです。ツールを選ぶ際は自分の目的に合ったツールを選ぶようにしましょう。
操作のしやすさ
管理ツールを選ぶ際は、操作しやすいツールを選ぶことが大切です。ツールによって使える機能はさまざまです。たくさんの機能が搭載されているツールでも、自分に必要のない機能があるツールは逆に使いにくい場合もあります。また、ツールには海外製のものも多く、日本語対応していないツールもあります。
ツールを導入する前に各ツールの機能について確認し、操作しやすいツールを選んで使うようにしましょう。
口コミなどの評判はどうか
ツールを選ぶ際は、口コミなどの評判を確認するようにしましょう。口コミサイトやアプリストアなどではツールの使いやすさや使える機能について確認することができます。ツールを導入する前に口コミなどでツールのメリットやデメリットをしっかり確認しておくようにしましょう。
安全性・サポート体制はどうか
ツールを選ぶ際は、ツールの安全性やサポート体制を確認しておくことも大切です。
基本的にツールを導入する時にはTwitterのアカウント連携をさせる必要がありますが、連携することによってアカウント情報が漏洩してしまう可能性もあるため、無料だからといって多くのツールやアプリを使用せず、使っていないツールは削除するようにしましょう。
また、ツールを使う中でバグが起こったり、不明点が発生したりすることもあります。その際のサポート体制が整っていなければ不便なばかりか、余計なコストまでかかってしまいます。管理ツールにサポート体制があるのかどうかをあらかじめ確認しておき、何かあった際にすぐに対応できるようにしましょう。
料金は適切か
無料ツールの中には、追加プランや有料プランがあるツールもあります。無料で使える便利ツールもたくさんありますが、作業量に上限が設けられていたり、機能に制限がある種類もあるため、有料と無料プランの違いについて理解しておくことが大切です。
利用したい機能に対しての料金は見合っているかどうか、また、自分の予算に応じた料金かどうかを確認するようにしましょう。
「自動いいね」はTwitterルールで禁止されている
「自動いいね」とは、指定したターゲットユーザーに対してツールが自動的にいいねをする行為のことをいいます。Twitterの公式ルールでは、自動いいねをすることは禁止されており、ルールに違反した場合はアカウント凍結などの措置を取られてしまう可能性があります。
ツールによっては自動いいね機能のあるツールもありますが、自動いいね機能は使用しないようにしましょう。「一括いいね」という形で効率化することができるので、いいねを効率化したいという場合は「一括いいね」の機能を搭載したツールを選びましょう。
まとめ
この記事では、Twitter運用に活用できるおすすめツールをご紹介しました。
- Twitter管理ツールを導入することで、アカウントの分析やフォロー管理、複数アカウント運用が効率的に行えるようになる
- 多機能ツールである「KAMITTER」や「SocialDog」はTwitter運用に必要な機能が揃っている
- 複数アカウント管理に対応しているツール「HootSuite」はTwitter以外のSNSメディアアカウントも同時に管理できる
- 分析機能が搭載されたツールを導入することで、ツイートやフォロワー属性などを効率的に分析し、Twitter運用に役立てることができる
- アプリの「フォロー管理for Twitter」や「フォローチェックfor Twitter」はフォロー管理全般に対応しており、スマホからでも手軽に管理を行うことができる
- 「Twitterの検索コマンドメーカー(Syncer)」や「TwiGa Ten」などの検索に特化したツールを使うことで、該当するユーザーをより詳細に抽出できる
- Twitterでキャンペーンを行う場合には、キャンペーンに関する作業を効率化できる「あたれら」や「echoes」などのツールがおすすめ
- DMを効率化できるツールや、お気に入りツイートをまとめられるツールなど、いろいろな機能をもつツールがある
- 管理ツールを選ぶ際は、操作のしやすさや口コミ、安全性などを事前に確認しておくことが大切
- ツールを使って自動的にいいねやフォローを行うことはTwitterルールで禁止されており、違反した場合はアカウントを凍結される可能性がある
Twitter運用を効率化できるツールの数はたくさんあり、料金や機能もそれぞれのツールによって様々です。どれを選んだらよいか分からないという場合は、まずツールを導入する目的を決めましょう。操作のしやすさや口コミを事前に確認しておくことで、本当に必要なものかどうかを判断しやすくなります。
ツールはほとんどが外部ツールであり、海外製のものもあります。ツールを選ぶ際はTwitterルールに準拠し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
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