企業のTwitter(ツイッター)アカウントを運用していて、DM(ダイレクトメッセージ)を効率的に送信したいと思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、企業のTwitterアカウントでDM機能を効率的に活用する方法をご紹介します。
また、TwitterのDMの自動送信に関する規約についても解説しています。TwitterのDM機能を正しく活用して企業アカウントの効率的な運用に役立てましょう!
目次
TwitterのDMは自動送信できる?
Twitterでは、DMを一方的に自動で送信することは公式Twitterのルールで禁止されています。Twitterルールに違反するとアカウントを凍結されてしまう可能性もあるので、DMの自動送信はやめておきましょう。
ただし、以下の条件を満たしていれば自動化されたDMの送信は可能となります。
- ダイレクトメッセージを送る前に、宛先の利用者がTwitter上でダイレクトメッセージを要求していた、またはダイレクトメッセージを受け取る意思を明確に示していた(こちらにダイレクトメッセージを送っていた場合など)。
- そのような利用者に対して、自動化されたダイレクトメッセージを簡単に停止できる明確な手段を提供し、そのような停止要求を尊重して即座に対応する
出典:Twitter ヘルプセンター|自動化ルール
DMの活用方法
ここでは、企業のTwitterアカウントでDM機能を効率的に活用する方法をご紹介します。TwitterのDMには「ウェルカムメッセージ機能」や「クイック返信機能」が搭載されています。それぞれの機能を理解して、TwitterのDM機能を効率化しましょう。
ウェルカムメッセージ機能
TwitterのDM機能には、DM画面にメッセージを最初から表示できる「ウェルカムメッセージ機能」があります。ウェルカムメッセージはDM画面に表示されるため、DMが届いたユーザーに必ず見てもらえます。
企業アカウントの場合は、ウェルカムメッセージに挨拶や自社製品の紹介、新商品の案内やキャンペーン情報などを記載して企業や商品をアピールしましょう。また、ウェルカムメッセージにはテキストだけでなく、画像やリンクも表示できます。
ウェルカムメッセージを活用してオリジナルコンテンツを作成すれば、ユーザーとの距離の近いコミュニケーションが可能となります。その結果、ユーザーの自社に対するハードルが下がり、商品購入へとつなげられる可能性が高くなりますよ。
ウェルカムメッセージは、Twitterが提供している機能を使って設定できますが、申請や設定に時間がかかってしまいます。そのため、以下の「つぶやきデスク」のようなツールを利用するのがおすすめです。
つぶやきデスクは、企業のTwitterアカウントに特化したウェルカムメッセージを効率的に送信できるツールです。CSVをダウンロードし、CSV内に送信したい内容を入力、CSVをアップロードして送信します。
指定した複数のTwitterアカウントに対して、お知らせ通知やキャンペーンの当選通知などの一括送信が可能です。DMは、10分間で100通まで送信できますが、送信を利用するには有料のビジネス、エンタープライズプランに加入する必要があります。
クイック返信機能
クイック返信機能とは、DM内に選択肢を提示できる機能です。質問の項目などに選択肢を用意し、受信者に選択肢を自由に選択して返信してもらいます。
クリックするだけで簡単に送信できるので、ユーザーがメッセージを返信しやすくなるメリットがあります。
Twitter DM botを活用してできること
上述の「ウェルカムメッセージ機能」や「クイック返信機能」といったTwitter DM bot(ダイレクトメッセージチャットボット)を活用すると下記の4つのことが可能となります。
- カスタマーサポートの自動化
- ユーザーのニーズ把握
- 位置情報連携によるリアルタイム返信
- コンテンツに活用
それぞれの効果を見ていきましょう。なお、公式のTwitterでは「Bot(ボット)」という名称は使われていません。
カスタマーサポートの自動化
Twitter DM botを活用するとカスタマーサポートを自動化できます。
企業が問い合わせに対して手動で返信するには手間がかかりますが、クイック返信機能を利用すれば問い合わせ対応の工数を減らせます。また、顧客側も問い合わせた内容の返事をすぐに得られます。
ユーザーのニーズの把握
Twitter DM botを利用するとユーザーのニーズを把握できるメリットもあります。クイック返信機能で興味や関心を問う質問への回答を集めれば、現時点でユーザーが何を求めているのか知ることが可能です。
また、ターゲットユーザーの興味や関心に合わせて、的確におすすめしたい商品やサービスなどの情報を返信できるので、購入されやすくなります。
たとえば、興味や関心のあるニュースのカテゴリを選択肢として提示し返信してもらえば、ユーザーのニーズに合ったおすすめのニュースを提供できます。
ほかにも、興味や関心のある地域からおすすめのスポーツチームを紹介したりと、自社の製品やサービスに合わせてユーザーのニーズを把握し提供できます。
位置情報連携によるリアルタイム返信
Twitter DM botには位置情報が連携されており、位置情報を活用すればリアルタイムな返信ができます。
たとえば、ユーザーはTwitterのDMで現在地から最も近い駅を質問したり、周辺にある店舗の混雑状況を把握したりできます。このように、ユーザーの現在地からの疑問に対してリアルタイムな情報を提供できるのです。
コンテンツに活用
心理テストや占いなど、質問に合わせて選択肢を選んでいく構成と相性の良いコンテンツで活用することもできます。
また、返答を工夫すればキャラクターになりきったアカウントでキャラクターとの会話を楽しんでもらえるような活用も考えられます。
自社アカウントの特徴に合わせて活用できそうな方法を探ってみましょう!
迅速なアクションを可能にするツール
DM機能のほかにも、Twitterの運用を効率化できるツールを活用すれば、特定のユーザーへの迅速なアプローチが可能となります。ここでは、そんな便利なTwitter運用ツールをご紹介します。
KAMITTER
「KAMITTER」は、Twitterの管理に必要な基本的な機能がすべて揃っている便利なTwitter運用ツールです。
リプライやメンション、タイムラインを一覧で表示してくれる機能があり、いいねやリツイート、リプライなどのアクションを漏れなくおこなえます。
また、登録したキーワードに関するツイートを自動で抽出してくれるキーワードモニター機能も搭載されています。自社の商品やサービスに関連するキーワードをツイートしているユーザーを確認できるので、ターゲットのユーザーに対する効率的なアプローチが可能です。
KAMITTERには以下の3つのプランがあり、AIによる自動フォロー機能が質の高いフォロワー増加を可能とします。無料プランでも機能制限が少なく多くのフォロワーを増やせる特徴があり、有料プランであれば年1万フォロワーを増やす事もできます。
有料プランを7日間完全無料で利用できるお試し期間も用意されているので、気になる方はぜひ試してみてくださいね!
SocialDog
「SocialDog」は、Twitterの運用に特化した便利な多機能ツールです。ユーザーから送られてきたメンションが一覧で表示される@ツイート機能を使えば、いいねやリツート、リプライなどを漏れなくおこなえます。
SocialDogには無料プランと有料プランがあり、無料プランでも@ツイート機能を利用できます。有料プランに加入すれば高度な分析機能や複数のアカウント連携など、Twitterアカウント運用に役立つ多くの機能を使えるようになります。
企業のTwitterアカウント運用にDM機能を活用しましょう
企業のTwitterアカウントでDM機能を効率的に活用する方法について解説しました。DMのウェルカムメッセージ機能やクイック返信機能を使えば、ユーザーの質問への迅速な対応やユーザーのニーズ分析などが可能となります。
フォローされたらウェルカムメッセージを送り、自社の知名度向上や新規顧客獲得にTwitterのDM機能を役立てましょう。
なお、Twitterを利用して知名度を上げる方法は、成功事例とともに以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
Twitterを活用して知名度を上げる方法とは?成功事例17選!
まとめ
最後に、TwitterのDMに搭載されている「ウェルカムメッセージ機能」や「クイック返信機能」でできることをまとめます。
- カスタマーサポートが自動化でき、問い合わせに対する工数削減や迅速な返信ができる
- ユーザーのニーズを把握でき、ターゲットの興味や関心に合わせて的確な情報を提供できる
- 位置情報連携によって、ユーザーの現在地からの疑問に対してリアルタイムな情報を提供できる
- 質問に合わせて選択肢を選んでいく構成と相性が良ければ、コンテンツで活用できる
DM機能のほかにも、特定のユーザーへの迅速なアプローチが可能な便利なツールもおすすめです。
TwitterのDM機能やツールを活用して効率的に企業アカウントを運用しましょう!また、DMの自動送信はTwitterのルールで禁止されていることを覚えておきましょう。
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